こんにちは。
突然ですが、ベトナム人の多くは仏教徒ですが、何故か四方八方に現れる教会群の村が有ることをご存じでしょうか。
ベトナム(ハノイ)在住時、お友達数人が日帰りで大人の遠足を企画したものの…訪れたい教会へは全く行けず、帰りの列車に飛び乗って帰宅したことを耳にしました。
何も無い不便な村(☜かなり失礼だけど…笑)なので、お友達の失敗を教訓に入念な準備をした上で、本帰国前に厳選した教会を訪れることができました。(残念ながら…今も昔も旅行会社のツアーは有りません)
今回は、【厳選】大人の遠足!心奪われる教会群の村『前編』 をご紹介します。
(⇩各目次は、クリックでとべます)
ナムディン省(Nam Định)
ナムディン省は、ハノイの南東に位置するベトナムの省の一つです。キリスト教信徒が多いことで有名な地方で、特にハノイ市から約120kmのスアンチュオン(Xuân Trường)郡では各村落の自治体が教会を建てており、現在100余りの教会が有るとも言われています。
フランス植民地時代の影響を受けたゴシック建築の特徴を持つ美しい教会が多く、開けた田園地帯から眺める教会群は圧巻!水田の彼方に大小様々な教会群を目にすることができる、一瞬で心奪われる美しい景色が広がります♪(☜田園地帯の小高い丘に出たら車を停めて眺めて見てください)
☟ こちらの記事を参考に計画を立てました。
この記事では、教会名が全て日本語表記のため、グーグルマップでの所在確認にかなり苦労しました。(日本語名で検索しても見つからない…)
ベトナム語で教会は『Nhà thờ(ニャトー)』。特に、グーグルマップでナムディン省のスアンチュオン(Xuân Trường)郡を拡大し、Nhà thờと検索するとNhà thờだらけ(笑)。(思いっきり拡大表記で検索すればするほど驚くこと間違いなし!笑)
一つ一つクリックしての写真確認に苦労しました。もっと簡単に探す方法が当時、有ったのかもしれないけれど…(笑)。
【厳選】ゴシック建築の美しい教会15選『前編』
ハノイ市内の自宅から大人3人旅を計画し、車1台(TOYOTA INNOVA 7人乗り)&ベトナム人ドライバー1人(日本語英語不可)をAM7時~PM7時まで事前手配した上で出発です。
当初、目指す教会は10ヵ所でしたが道中、気になる教会が現れ…気付くと計15ヶ所になっていました。
今回は、私が訪れた順に計5ヵ所の教会をご紹介します。
(残りは、中編、後編でご紹介します。)
①ナムディン大教会(Nhà Thờ Lớn Nam Định)
1895年に建てられたナムディン市の中心部に位置する、シンプルだけどファサードのカラフルなモザイク壁画が美しい教会です。
到着時刻のam8:50頃は、外までずらりと並ぶお風呂椅子に座り、皆さん祈りを捧げる真っ最中でした。その為、外だけ眺めて次へ出発です。
☟ グーグルマップ情報はこちらです。
②チャンザイン教会(Nhà Thờ Giáo Xứ Thánh Danh)
ダークグレー色に見えることから、スアンチュン村の「黒い城」と呼ばれる美しい教会です。
手先の器用なベトナム人による左官工事で作り上げられた、外壁の繊細な装飾と窓にはめ込まれた鋳物面格子が個人的にたまらなく好きです♪
ドーム部にはめ込まれたガラス、そして高窓が多く設けられているため、外部のイメージとは大違いのとても明るい教会です。
内外共に、柱の形状がまるでギリシャ建築の神殿のようなのに…扇風機が設置されているところがベトナムらしくて面白い(笑)。
☟ グーグルマップ情報はこちらです。
③キエンラオ教会(Nhà thờ Kiên Lao)
二つの湖に挟まれる素晴らしい立地にそびえ立つ、長さ75m、幅26m、そして鐘楼(塔の高さ)は46mの非常に大きな教会のため、遮るモノの無い湖越しの景色がオススメです♪
(建物周りのたくさんの鉢植え盆栽抜きで見れば、ここがベトナムであることは思わないはず…笑)
高い天井、大きなアーチと柱が特徴の、明るい黄色と白の内装が可愛い教会です。
こちらは、扇風機が柱に鈴なり状態!蒸し暑いベトナムでは必須です(笑)。
☟ グーグルマップ情報はこちらです。
④チュンリン教会(Giáo xứ Trung Linh-Gp Bùi Chu)
1928年に建てられた、ゴシック様式とローマ様式それにベトナムの建築要素を併せ持つ
面白い教会です。
2つの鐘楼(塔)が教会建物から独立している上に、敷地入口に別々に建っているため、正面湖越しからの眺めがオススメです♪
残念ながら…この日は、門が施錠されていたため、敷地内に入ることができませんでした。
☟ グーグルマップ情報はこちらです。
⑤ブイチュー聖公会堂(Nhà Thờ Chính Tòa Giáo Phận Bùi Chu)
1885年に建てられた国内で最も古い大聖堂の1つとも言われていましたが、老朽化により現在、建替え工事が進行中です。(完成予定は2022年末頃)
雨だれの跡や朽ちて苔むした外壁などが美しくさえ見える、圧倒的な存在感を放つ大聖堂でした。あの姿をもう一度拝みたい♪ 経年変化を再現したエイジング加工を施した外観を切望します!
☟ グーグルマップ情報はこちらです。
【障害物競走⁉】結構大変!路上の障害物
道中の障害物攻略には、車の選定&ドライバーとの協力が必須です(笑)。
日本では考えられない有り得ない障害物で迂回したり、安全確認に奔走したり…帰宅するころにはドライバーさんとお互い片言しか通じないけど一致団結、良い関係が築けていました(笑)。
オススメは、車高の高い車で助手席に指示役が身振り手振り&片言のベトナム語でナビ。後部座席に二人、内一人はグーグルマップで位置確認。もう一人は、車窓から見える景色を確認しながら助手席の人に指示。
そして、障害物を避けつつ目的地を目指す!ある意味、車でのライバル皆無の障害物競走かも(笑)。
道路上に謎の穀物類が干されています。恐らく、トウモロコシや脱穀したお米など。
時には、道路一面にお米が!? 車の走行による精米を狙っての行動なのか?分からないので、とりあえず迂回か可能な限り避けて通ります(笑)。
路上販売の野菜が道路側にはみ出していることも!車で踏まないように慎重に避けて通ります。
農道に迷い込むと、狭い上に刈り取られた草(野菜!?)などが路上に積み上げられ迂回する羽目に…。住宅街では、道路に干された洗濯物、路上駐車のバイクに行く手を阻まれ、ドライバーさんが頑張って自ら移動してくれる。(こんな時は、遠くが見渡せる車高が高い車が便利)
そして、安全性が微妙な石造りの橋などは、ドライバーさんがまたまた車から降りて目視で安全確認!何を根拠に判断しているのか分からないけれど(笑)。
まあ、そんなこんなで目指す教会が目前なのに、なかなか目的地に着かない面白い旅です(笑)。
車はカーナビ未搭載でしたが、そもそもベトナム人は地図を読むのが苦手な人が多く、障害物の多い村ではカーナビ搭載車でも少し難しいかも…(笑)。
以前、お友達が失敗したのも、現地のタクシードライバーに教会の写真を見せて指示したものの、住所が分からず何処にも行けなくて時間切れ。タクシードライバーでさえ数ある教会の一つを目指す事は、もしかしたら難しいのかも…(笑)。(☜目的地に行けないタクシーなんて有り得ないけれどベトナムではよくあることで、これもベトナムあるある)
まとめ
今回は、約4年前の旅をまとめてみました。旅のしおりを作っておいて大正解!当時の記憶が鮮明に蘇り、とても懐かしい気持ちになりました♪
当初、本帰国頃まで待てば、都合の良いツアーが各旅行会社から出るだろうと期待していましたが、そんなことは無く…。
大手2社に相談に行ったものの、当時、需要がまだ少ない上に現地の準備(旅行者用トイレ、レストラン、休憩所など)が整ってないため、ダメでした。(☜ベトナムの田舎ではよくあることで、これもベトナムあるある)
車&ドライバー手配の提案を受けましたが、それなら知り合いの会社でも可能なのでそちらにお願いし、完璧な旅のしおりを作り、1日で可能な限りの教会を訪れる分刻み行動の欲張りな大人の遠足となりました。
ここで言う大人の遠足とは、リッチな旅では無く欲張りで我慢の旅だから(笑)小さな子供には恐らく厳しい旅かも…。トイレなんてそうそう無く、レストランなんて皆無。どう乗り切ったかは『中編』でまたご紹介します。
今回は、【厳選】大人の遠足!心奪われる教会群の村『前編』 でした。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただき有難うございます。
それでは、また。
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