こんにちは。
前回に引き続き、今回もナムディンの教会群と、何も無い不便な村(☜何度も言って失礼だけど…笑)への旅の攻略法も一緒にご紹介したいと思います。
今、思い返すと道中、楽しみながらも必死の旅だったな…(笑)。日本なら現金さえあれば、何を忘れても現地調達で何とかなるにのに、そうはいかないところがベトナムの面白いところです。
ある教会では、敷地内で遊ぶ子供達に「何処から来たの?」と聞かれ「日本:Nhật Bản(ニャバン)」と答えると、まるで芸能人を見たかのような大騒ぎ(笑)。そもそも、観光客にはここまで誰一人として出会わなかったし、流石にナムディンで日本人は珍しいのかも。
今回は、【厳選】大人の遠足!心奪われる教会群の村『中編』 をご紹介します。
(⇩各目次は、クリックでとべます)
☟前回のお話は、こちらです。(初めての方は、こちらからどうぞ)
【厳選】ゴシック建築の美しい教会15選『中編』
今回は、前回に引き続き私が訪れた順に6番目~10番目の計5ヵ所の教会をご紹介します。
(残りは、後編でご紹介します。)
⑥フーアン教会(Nhà thờ Giáo họ Phú An)
全体的に独特のデザインが印象的だけど、ドーム部の赤いうろこ瓦が可愛い教会です♪
この外壁の色は、ベトナムの公共建築物などでよく見られる黄色。フランス植民地時代、フランス人の南のイメージが黄色だったことから、この色の建物が多く建てられたと聞くけれど…この教会は、意外と新しく2007年に再建されました。(元の教会も同じ黄色だったのか?とても気になります…笑)
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⑦フーニャイ大聖堂(Vương Cung Thánh Đường Phú Nhai)
建物正面には、2つの鐘楼(しょうろう)があり、フランスから運ばれた重さ2トンの4つの鐘が収められています。(もしかしたら、フランスの鐘の音が聞けるかも♪)
建物側面の窓上には漢字の装飾が有り、どのような意味なのかは分からないけれど、しっかり読み取ることができます。
遠い昔、ベトナムは漢字文化を捨ててしまったけれど、意外なところで見かける、これもベトナムあるあるです(笑)。
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⑧ナムディン教会(Giáo xứ Nam Điền)
最初に訪れた、ナムディン大教会と名前が似ていて間違えそうになるけれど、全く外観が異なる教会です。因みに、距離も約30kmほど離れています。
際立つ美しい黒い外観に惹かれ…つい予定には無いこの教会に入ってしまいました(笑)。
『前編』でご紹介した、キエンラオ教会に内部がそっくりです。
最初、写真を貼り間違えた!? と勘違いしたほど。設計者が同じなのか?流行りだったのか?謎です(笑)。
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⑨タインマウ教会(Nhà Thờ Giáo Xứ Thánh Mẫu)
誰もが思い浮かべる、理想の教会建築の形をしていると思いませんか?私好みだからでしょうか(笑)。と言う訳で、こちらも予定には無い教会でしたが、つい立ち寄ってしまいました♪
よく見ると、教会左手奥にもう一つ。同じ敷地内に、全くデザインの異なる教会が有りました。
それがこちらの黄色い教会です。
グーグルマップ上には情報が無いので詳細は分かりませんが、十字架と天使が見えるので教会でしょうか…謎です。
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⑩フンギア教会(Nhà Thờ Giáo Xứ Đền Thánh Hưng Nghĩa)
第一印象は、まるでハリーポッターの映画に出てくる『ホグワーツ魔法魔術学校』!? と思ったけれど、後で確認したら形が全く異なっていました…(笑)。
鳩や魚など様々な飾りが設けられた、豊かな装飾を持つ教会です。
こちらの写真には、鳩の飾りが隠れています。見つけられますか(笑)?
こちらの教会内部は、天井の小屋組みがしっかり見えます。西洋建築に多いトラスでは無く、日本建築に近い小屋組みであるところから陸続きの中国の影響を感じます。
よーく見ると、小屋組みの梁は浮き彫りの美しい装飾付きです。内部も外部も細部まで一切抜かりの無い装飾の高い完成度が私好みの教会です♪
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【ナムディン旅の攻略法】トイレ・レストラン・休憩所
ナムディンの教会群を訪れるツアーは、需要がまだ少ない上に現地の準備(旅行者用トイレ、レストラン、休憩所など)が整ってないため、ありません。
(そもそも、教会が日本の寺院仏閣のような観光地では無いので当然ですが…笑)
車とドライバーは事前手配すれば問題無いけれど、観光地で当然有るはずのトイレ・レストラン・休憩所問題についてどのようにして乗り切ったかについてご紹介します。
●トイレ
全ての教会にトイレが有る訳では無く、勿論、運よく併設されていても利用できるとは限りません。トイレに行く回数を極力減らす努力が必要です(笑)。
勿論、トイレを見かけたら必ず行っておいて下さい。(次、いつトイレに出会えるチャンスがあるか分からないから…笑)
もしも、教会が施錠されていても、木陰で涼んでいるおじさん達に聞いてみてください。ベトナム語でトイレは『nhà vệ sinh(ニャー ヴェ シン)』です。(因みに、見たいは『muốn xem(ムオイ セム)』です。教会内を見たい時は、中を指さしてムオイ セムと言ってみて下さい)
運が良ければ、教会内のトイレまたは併設建物のトイレに案内してくれることもあります。その場合は、チップを忘れずに。(案内前にチップを請求されることも有るけれど…笑)
【注意事項】
●ティッシュペーパー持参。(トイレに紙は有りません)
●ウェットティッシュ持参。(手洗いがないことも有り)
●お腹を下してしまうと致命的な旅なので、口に入れるモノは全て持参。(ベトナムは日本に比べ高確率でお腹を壊す)
●虫よけスプレー持参。(外のトイレには必ず蚊などの虫がいます)
●レストラン
ナムディンは田舎なので、旅行者が休憩を兼ねて利用できるようなレストランなどは無く、コンビニも有りません。
飲み物、食事(昼食)、お菓子など、念のため全て持参しました。とは言っても、ナムディンの9月頃は、まだまだ猛烈な暑さのため、全て強力保冷剤入りのクーラーボックスに入れて対応しました。
クーラーボックス&強力保冷剤は、一時帰国時の日本食材の持ち帰りにいつも利用していたモノを使用しました。無ければ、旧市街で簡単に購入可能です。(持ち手が無いのが少し不便だけど)
☟お店のグーグルマップ情報はこちらです。
☟強力保冷剤はこちらです。(直接、食べ物を乗せると凍ります!笑)
私は、ロゴスのGTマイナス16℃の『ソフト』Lサイズ2つでしたが、繰り返し使用するならこちらの『ハード』がオススメです。(パッケージがビニールの『ソフト』より『ハード』の方が丈夫)
am7時、自宅出発なので…ランチメニューは、おにぎり、卵焼き、ウインナーだけの簡単なお弁当にしました。但し、おにぎりは奮発してお赤飯と炊き込みご飯です♪
それに、ペットボトルの緑茶(無糖)、ヤクルト、日本の缶コーヒー、日本のジュース、日本のお菓子。(ベトナムのお茶は加糖が多いので要注意!笑)
こちらは、静岡県産の新鮮な茶葉を加工後、ベトナムに輸入して作られている「キリン:KIRIN」の緑茶です。日本で飲む緑茶と違って、少し紅茶寄りの良い香り♪ 帰国後も飲みたくなる懐かしい思い出の緑茶です。(写真右側が無糖、左側が加糖)
ヤクルトは、世界38か国で販売されており、ベトナムではヤクルトベトナムが製造販売しています。お腹を壊すことが多いベトナムで大変お世話になった商品です(笑)。
驚きなのが価格と賞味期限!価格は日本の6割程度。賞味期限は日本では長くても3週間程に対し、ベトナムのヤクルトは1か月以上(約40日程)。ベトナムの冷蔵庫には欠かせない一品です♪
日本の缶コーヒー、日本のジュース、日本のお菓子は、日本食材を専門に扱うハノイのお店で購入しました。ドライバーさんのモノも準備していましたが全く手を付けず…日本製が苦手なのかと思い、ベトナム製のヤクルトや緑茶も渡してみましたが全てダメでした。
しかし、別れ際には全て大事そうに抱えて持って帰っていたので、これが彼の家族へのお土産になったのかも(笑)。
【注意事項】
●ウェットティッシュ持参。(手を洗う場所がそうそう無い)
●お腹を下してしまうと致命的な旅なので、口に入れるモノは全て持参。
●クーラーボックスは、保冷材の効果アップの為にも小さ目がオススメ。
●事前に凍らせたおしぼりやペットボトルのお茶をクーラーボックスに入れておくと便利。(保冷力 アップ&暑い日の旅に最高♪)
●休憩所
道中、時折、現れるのは主に、小売店 兼 食堂(コムビンザン:cơm bình dân)のようなお店のみなので、そのお店の前に車を駐車して休憩です。
車で一緒にお弁当を食べる、または食堂で好きなモノを食べる、どちらが良いかドライバーさんに確認したところ、食堂が良いとのことなので食事代(10万ドン:約500円)を渡して別々にランチ休憩を取りました。(念のため準備していたドライバーさんのお弁当は残ってしまったけれど、帰宅後しっかり私が完食しました)
お店の中で休憩するのはドライバーさんのみで、暑さに耐えられない私達はクーラーの効いた車内でランチです(笑)。滞在時間は20~30分程、時間に余裕の無い旅なので急いで出発です!
その都度、ドライバーさんには教会での観光中に休憩を取ってもらうはずが…気付けば一緒に観光をしていました。(観光中、木陰に車を停車しても車内は灼熱状態のため夏の観光では強力保冷剤は必須かも)
【注意事項】
●ウェットティッシュ持参。(手を洗う場所がそうそう無い)
●食堂(コムビンザン)のおかずが選べるワンプレートランチは、安価で美味しく最高だけど…初めて行くお店で食あたりは避けたいので断念。
●強力保冷剤に直接、食べ物を乗せると凍ってしまうので、おにぎりは強力保冷剤の近くには入れない。
●サングラス、帽子、日傘、アームカバー、日焼け止め持参。(夏の観光には必須。眩しくて教会を見上げられない…笑)
まとめ
今回、ご紹介した『中編』では、偶然見つけた教会2ヵ所に立ち寄ってしまい…既に、当初予定の10ヵ所になっていました。(この当たりで帰りの時刻に間に合わないかもと焦り始める…笑)
その後、必死に観光を済ませ、ハノイに向けて帰ろうとして気付いてしまった!大きな河川が多いナムディンで、思いのほか橋が少ないことに…。お陰で橋を探して無駄に走り、面白いモノを発見しました♪
見つけた時は、大興奮(笑)。それは、『後編』でまた、ご紹介したいと思います。
今回は、【厳選】大人の遠足!心奪われる教会群の村『中編』 でした。
いかがでしたか?
最後まで読んでいただき有難うございます。
それでは、また。
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